オフィス用に、ちゃんと使えて値段も手頃な電動コーヒーミルが欲しくて、Melitta Molinoを買いました。それまでに手挽きのHario Mini Mill PLUSを2台も買っていましたが、毎日手で豆を挽くのはもう勘弁してほしい、とついに気づいたのです。単純な作業のために馬鹿げた金額を払わず、もっと手早く済ませたかったわけです。
Melittaは以前からなじみのあるブランドでした。何しろ、自宅のMoccamasterでは、20年を優に超える間、Melittaのコーヒーフィルターを使ってきました。17段階の挽き目調整に、量を設定するダイヤル、200 g入りの豆ホッパー。しかも値段は高すぎません。Molinoは堅実な選択に思えました。
実際に使ってみても、実に堅実な買い物だったと思います。使い方は簡単で実用的。豆を挽くという単純な作業を、わざわざ面倒にしません。

17段階の挽き目と杯数ダイヤル
Molinoの挽き目調整は17段階。私が淹れるフィルターコーヒーには十分な幅があります。ミルの刃は鋭く、作りもしっかりしているように見えます。ダイヤルも一段ごとにカチッと手応えがあり、どこに設定したか迷いません。
挽く量は杯数の目盛りで調整する仕組みですが、数字の間にも細かなクリック位置がいくつもあります。これがなかなか多く、たった一杯のコーヒーのために銀行の金庫を開けようとしている気分になります。
そもそも、杯数の表示自体もあまり参考になりません。最小の「2杯」に合わせても、実際に量ると粉は約9.5 g。私が普段淹れる一杯分にすら足りません。
いろいろ試して、量は「3杯」からさらに3クリック、挽き目は9に落ち着きました。これで挽いた粉は約15.5〜16 g。いつものV60に欲しい量がちょうど出ます。
もちろん豆の種類で正確な重さは変わりますが、出てくる量は安心できるくらい安定しています。それでも私はタイマー付きのコーヒースケールを使っています。杯数の目盛りだけに頼るより、重さで確かめたいからです。
一度設定が決まれば、もう考えることはほとんどありません。設定して、挽いて、コーヒーを淹れる。それだけです。

肝心のコーヒーはおいしいのか?
私が淹れるコーヒーなら、間違いなく。
Molinoは主にHario V60とHario Drip Kettle Airを使うときに活躍しています。普段の淹れ方なら、挽き目9でうまくいきます。
コーヒーを約15〜16 g使い、蒸らしを約40秒、抽出の合計時間を約2分30秒〜2分40秒にすると、しっかりしたコクと濃さがありながら、嫌な苦味やえぐみのないコーヒーに仕上がります。
結局、私にとって大事なのはそこです。今使っているミルで心からおいしいと思えるコーヒーが淹れられるなら、もっと高いミルに大金を払う気にはなれません。
私が淹れるコーヒーには、Molinoでまったく問題ありません。
普段使いで気づいた小さな癖
まず一つはっきりさせておくと、Molinoは静かではありません。
かなり音の大きい電動ミルです。誰かが寝ている早朝には、起こしたいのでなければ絶対に使いません。ただ、この種類のミルなら特別なことでもありません。電動モーターで豆を砕けば音は出ますし、Molinoも例外ではありません。
粉受けの内側には静電気で粉が少し張り付き、きれいに落ちてくれません。残った粉を出すのに、軽くたたく必要があることもあります。触れておくべき点ですが、私はそれほど気になりません。
粉受けは簡単に取り外せますし、置き場所の奥まで手が届くので、さっと拭き取れます。挽いた後に粉受けを外すと台座に少し粉がこぼれますが、構造が単純で開けているため片付けは簡単。これも同じタイプのミルなら珍しくありません。

内部を掃除するのに便利な小さなブラシも付属します。ただ、本体にはしまっておける場所が見当たりません。小さなホルダーでもあれば気が利いていると思いますが、だからといって夜も眠れないほどのことではありません。
そして豆ホッパーです。Melittaは容量200 gとうたっていますが、少し大きく見積もっている気がします。一般的な200 g入りの豆袋は確かに全部入ります。ただし最後の方は慎重に注がないと、豆を何粒かカウンターにこぼしてしまいます。
深刻な不満ではありません。200 g入りの袋を買って、そのまま全部ホッパーに移したい人には知っておいてほしい、というだけです。
どれも小さな癖であって、使い心地を大きく損なう欠点ではありません。

無理のない価格で、必要十分なミル
Molinoで特に気に入っているのは、簡単な作業をわざわざ難しくしないことです。
私の淹れ方には挽き目の選択肢が十分ありますし、いつもの豆なら挽く量も安定しています。そして、できあがるコーヒーがおいしい。操作は分かりやすく、掃除もそれほど面倒ではなく、多少の癖も気になりません。
もちろん、もっと高価なミルもありますし、改良されている点もきっとあるでしょう。ただ、私が淹れるコーヒーでは、ほぼ同じ結果を得るために2倍も3倍も払う意味はあまり感じません。
欲しかったのは、実用的で手頃な電動ミル。Molinoはまさにそれでした。
結論:もう一度買うか?
はい、間違いなく買います。人にも喜んで勧めます。特に、毎日のフィルターコーヒー用に手頃な電動ミルを探している人には勧めたいですね。
もともとMolinoはオフィスで使うつもりでした。でも気に入ったので自宅に残し、それまで使っていたDe’Longhi KG79を代わりにオフィスへ持っていきました。
オフィスにはすでに動く電動ミルがあるのに、Molinoをもう1台買おうかと考えたことさえあります。Melittaの方が好きな理由は、別のKG79レビューで説明しています。
Molinoは完璧ではありません。それでも、小さな癖があるからといって、しっかり役目を果たしてくれることは変わりません。私が使うには十分安定して豆を挽いてくれて、好きな味のコーヒーができる。しかも、無駄に高いお金を払う必要がありません。
製品に求めることなんて、時にはそれだけで十分です。